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油の話

2020/4/21更新

こんにちは😊院長の松坂です❗️

宮城県でもコロナウィルスの感染が拡がっています。不要不急の外出は控え、一人ひとりが気をつける事で感染拡大は防げます。大切な人を守る行動をしましょう👍

さて、本日は油について書いてみます。皆さんは料理の時は何の油を使っていますか?サラダ油、オリーブオイルなど色々ありますよね。それぞれどんな油なのか詳しく調べてみました。

天然の植物油のほとんどは、1つのグリセリンと3つの脂肪酸が結合したトリアシルグリセロールから出来ています。この脂肪酸の結合の仕方によって分けられます。

オメガ3(n-3)

オメガ3系脂肪酸は代表的なものとしてα-リノレン酸があり、これは人間の体内で作ることのできない必須脂肪酸のひとつです。α-リノレン酸は体内に入った後、EPAやDHAとなります。オメガ3は血液を固まりにくくしたり、炎症を抑えたりする働きがあります。

このオメガ3系脂肪酸は魚の油やえごま油、亜麻仁油に含まれます。

オメガ6(n-6)

オメガ6系脂肪酸は代表的なものとしてリノール酸があり、これも人間の体内で作ることのできない必須脂肪酸のひとつです。オメガ6は血液を凝固させたり、体内の炎症を促進したりする働きがあります。

このオメガ6系脂肪酸はサラダ油、コーン油、大豆油、ごま油に含まれます。

オメガ9(n-9)

オメガ9系脂肪酸は代表的なものとしてオレイン酸があり、これは体内でも合成されます。血中の善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレステロールをさげると言われています。

このオメガ9系脂肪酸はオリーブオイル、なたね油、アーモンドオイル、米油に含まれます。

 

近年、現代人はオメガ6系脂肪酸の摂取量が多くなっていると言われます。逆にオメガ3系脂肪酸の摂取は極端に少なく、このバランスの悪さが心筋梗塞やアトピーや関節炎を起こしているという研究結果もあります。

日本脂質栄養学会というところが推奨している、オメガ6とオメガ3の比率は2:1。日本人の現状はおよそ5:1でオメガ6がかなり多いそうです。

という事なので、皆さん積極的にオメガ3系脂肪酸を摂取しましょうね💪そのオメガ3系脂肪酸ですが、注意点がありまして・・・。

その1:光と熱に弱い

オメガ3の油は光と熱に弱く酸化しやすいです。そのため揚げ物や炒め物などの加熱料理には向かないそうです。

その2:分量は小さじ1杯まで(4グラム)

油は高カロリーなので、食べ過ぎてカロリー過多になりやすいとのこと。

上記に気をつけて体に良い油を摂取しましょう💕

 

 

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